「目が赤くなる」
～「出血」と「充血」～

感動的な映画で号泣したときなど、「目が赤くなった！」
ことを経験された方も多いと思います。

目が赤くなる原因は非常に様々で、上記のように号泣した場合から、重病が隠れているような場合まであります。

タイトルどおり、赤くなる原因には「出血」と「充血」があり、ぱっと見では 出血のほうが恐ろしいですが、実は出血は軽傷が多いです。

出血は白目の血管が切れて内出血を起こした状態ですが、痛みはなく、睡眠不足や目をこすっただけでも起き、1～2週間で自然に治ります。

対して充血は軽傷から失明につながる病気まで様々で、見た目としては、黒目を中心として赤みが広がります。

充血で特に注意すべき病気として、代表的なものは「はやり目」です。

この病気は感染性のウイルスによるもので、一度感染すると、
痛みや目ヤニを発症し、発症から1週間程度外出も禁止になる、とても感染性の強い病気です。

なお、はやり目以外では緑内障や潰瘍、免疫や甲状腺の病気等の重病の可能性もあります。


赤くなっているけど、赤くなる理由が思いつかない・・というようなときには、急いで眼科を受診されることをおすすめします。